2015年 02月 18日
ブロッコリー |
アメリカのスーパーでは、すでにカットされた野菜が袋詰めにされて売っている。
しかも、かなりの量である。
1キロ近い人参や、ブロッコリー、レタスなどなど。
結構使い切るのが大変な物もある。
私はこの中で、ブロッコリーを買うのがお気に入り。
茎の部分がなく、食べられるよう子房に分けられているので、洗ってゆでてすぐに食べられる。
何て便利!!
アメリカに来てから、毎日のように食卓に登場する。
そして、毎日のように友達を思い出す。
友達は、ブロッコリーが大嫌いである。
初めて「ブロッコリーが嫌いだから食べて!」と言われた日のことは忘れられない。
普段は穏やかで優しいのに、そのときは、とっても怖い顔をしていたのである。
世の中にそんなにブロッコリーが嫌いな人がいるんだと、ちょっと驚いた。
しかも理由が、
「虫がついていたから、見るのも嫌だ。」
だったからである。
虫!!
その後も、彼女と一緒の時に、いろんなところでブロッコリーと遭遇したが、いつも彼女はイヤそうに見ないようによけるか、食べてもらうか、もしくはブロッコリーと名のついたメニューはオーダーしない。
そんなに嫌いなのね・・・。
付き合いも20年になるけれど、どんな虫がついていたのか、いまだに聞けていない。
そして1回でもブロッコリーを食べて、味わったことがあるのかも聞いたことがない。
きっと2度と聞けない気がする。
おかげで、ブロッコリーを洗うたびに、「虫!」と言って顔をしかめた彼女が思い浮かぶ。
だから、念入りに念入りに洗う。
おかげで、いままで虫に遭遇したことはない・・・。
そして美味しく頂いている。
そして、毎回友達に感謝している。虫なく食べられることを。
余談になるが、夫くんは、柔らかくゆですぎたブロッコリーが嫌いである。
普段めったに食事に対して文句を言わない人だけど、「ゆですぎたブロッコリー」に関しては、どうしても許せないようで、過去3,4回「柔らかくしすぎないでね。」と優しく言われている。
しかし、気が付けば柔らかいのである。
よく火を通せば、虫が死ぬよと言いたいが、彼に言っても意味が分からないだろうし、言い訳にしか過ぎない。
なので、何も言わず、柔らかくなったブロッコリーを、さも「今日は柔らかくありませんぜ」という顔をして出している。
ということを最近、毎日繰り返している。
便利なブロッコリーの袋詰めがあるおかげである。
ということを最近、毎日繰り返している。
便利なブロッコリーの袋詰めがあるおかげである。
by chamjam
| 2015-02-18 16:10
| 食べ物