2016年 11月 09日
ガス抜き |
今日はグレッチェンとボランティアだった。
彼女はヒラリーを応援していたので、選挙結果にショックを受けていた。
いつもは明るくおしゃべり好きなのに無口。
何となく声がかけづらく、静かに仕事スタート。
でも、今朝のヒラリーのスピーチを見て私が感じた事、
「スピーチがすごくエモーショナルで、なんだかもらい泣きしそうになった」
ということを伝えたら、それがグレッチェンのスイッチを入れてしまったようで
そこから話が止まらなくなった。
そこへグレッチェンの友達もお店に来て、3人でトークスタート。
どうしてこんなことになったのか、これからアメリカはどうなるのか、
他の国からどう思われるのか、などなど。
すごい熱いトーク。
アメリカ人じゃない私まで、なんだかヒートアップ(単純)。
途中からは、話はなぜか選挙から遠ざかり、
「人はどの宗教の人も一緒。毎日自分のベストを尽くすこと。
そして、人に思いやりを持って生きていくのが一番大事」
という結論になった。
(ごもっとも!!だけど、なぜトランプの話から、ここに行きついたかは記憶にない)
最後には、3人でハグしあい、
「これからもみんなで仲良くしていこう~」
と盛り上がった。(なんでだろう・・)
その後も、お客さんが来ては、選挙の話で盛り上がる。
1人のお客さんから
「ヒラリーは、もっと民衆の輪に入ってきて人と関わるべきだった!
それをしなかったから、人気が出なかった。
ダイアナ妃を思い出して!!
彼女があんなに愛されたのは、いつも民衆と共にいたからよ!」
と、ものすごい勢いで言われた時には、コメントが出来なかった。
ダイアナ妃の人気と一緒にされても・・・ねえ。
以前、アメリカが4年に1回大統領選をする理由、
しかも選挙期間が長いのはなぜか、というのを聞いたことがある。
それは、アメリカは多民族国家なので、いろんな考えを持つ人たちがいる。
そのため、政治に不満や意見を持っている人たちのガス抜きをするためだそう。
選挙期間の間に考え、話し合うことで、政治への不満が発散されるのだそうだ。
これを聞いたときは、そんなもんか?と思ったけど、今日ものすごく納得した。
みなさん熱い。そして真剣。
こんなに選挙で盛り上がり、政治について話し合うなんて日本ではありえない。
いや~・・・良い経験をさせてもらった。
面白い1日だった。
by chamjam
| 2016-11-09 18:02